昭和瀝青工業株式会社

Productsアスファルト製品

カーボンニュートラルアスファルトCarbon Neutral Asphalt

原油採掘からアスファルトプラントに到着するまでに
発生するCO₂を環境プロジェクト等で削減・吸収した
CO₂と相殺(カーボンクレジットによるカーボンオフセット)したアスファルト。

カーボンニュートラルアスファルトを市場に投入し、 低炭素社会に向けた取り組みをいち早く加速させる

導入目的

  • 道路インフラを支える重要な要素であるアスファルトの安定供給といったこれまでの取り組みに加えて、環境配慮型製品の導入に挑戦することで低炭素社会実現に向けた事業活動を加速させる。
  • 環境価値を持つカーボンオフセットの知見を深めることで、将来の新たな価値の提供につなげ持続可能な道路事業の実現に貢献していく。

ストレートアスファルトのLCA(ライフサイクルアセスメント)

  • 原油生産からお客様(アスファルトプラント)到着までに発生するCo₂ LCA(ライフサイクルアセスメント)を算出

2023年3月20日

昭和瀝青工業株式会社

昭和瀝青工業、双日、脱炭素社会の実現に向けてカーボンニュートラルアスファルトの販売を開始

昭和瀝青工業株式会社(以下「昭瀝」)と双日株式会社(以下「双日」)は、2023 年4月から、カーボンニュートラルアスファルト(以下「CNアスファルト」)の供給を開始します。昭瀝と双日は、この取り組みを通じて、日本全国の道路工事で利用されているアスファルトの脱炭素化を推進します。 昭瀝と双日は1997年より韓国のSK energy Co., Ltd (エスケー・エナジー・カンパニー・リミテッド)で生産された道路向けアスファルトの原材料であるストレートアスファルトを調達し、日本市場へ供給してきました。今般、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、昭瀝と双日はCO2排出量の削減が難しい石油由来のストレートアスファルトに対して、カーボンクレジットを利用することによりCO2排出量をオフセットし、これをCNアスファルトとして日本市場へ供給します。双日と昭瀝は本取組を通じ、日本のアスファルト業界における脱炭素化の取り組みへ貢献します。    現在、年間約4000万tのアスファルト混合物が全国で製造されており、国総研のデータでは一般的なアスファルト混合物1tあたりのCO₂排出量は54.72kgCO₂であると考えられています。その内ストレートアスファルトのCO₂排出量は3.5kgCO₂でアスファルト混合物全体の6.5%程度であり、日本の舗装用ストレートアスファルトは年間15万t程度のCO₂を毎年排出していると考えられます。しかし石油由来のストレートアスファルトのCO₂排出量を大幅に改善することは難しく、我々もかねてより打開策を模索して参りました。 今回CNアスファルトの供給開始にあたり、原油採取からアスファルトプラントに至る過程で発生するアスファルトの排出原単位(※1)を算出(※2)、昭瀝が販売するストレートアスファルト数量に対し、双日が調達したカーボンクレジットにより(※3)、カーボンオフセットを行います。供給初年度となる2023年度では2万トンのCNアスファルト販売を目指します。 昭瀝と双日は、今後も日本向けストレートアスファルト安定供給の責任を果たしつつ、カーボンニュートラル化にも積極的に取り組み、環境にやさしい豊かな社会の実現に貢献していきます。 (※1)アスファルト1tを製造する過程で発生する温室効果ガスの量 (※2)算出された排出原単位は韓国の第3者認証機関Korean Foundation for QualityがISO14040/14044認証基準によって認証済み。 (※3)使用するカーボンクレジットは、国際的に信頼性の高い認証機関が世界の環境保全プロジェクトにおけるCO2排出削減効果を認証したものです。


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